シーシャ(水たばこ)とは?


シーシャは、携帯性のある紙巻きたばこや新型たばことは異なり、大きめの専用器具を用いて、水をブクブクさせながら吸う、独特なスタイルが特徴的なたばこです。まずは、シーシャがどのようなたばこなのかを解説します。

中近東発祥の香りを楽しむためのたばこ


シーシャは、1500~1600年代の中近東で発祥したとされるたばこで、今では世界中に愛煙家がいます。


シーシャの魅力は、なんといっても自分の好きな香りをゆっくりと楽しめることです。その香りを作り上げているのが、香料(フレーバー)や糖蜜などを加えた半ペースト状のたばこ葉です。


香料には、ストロベリーやアップル、グレープなど甘いフレーバーから、ミントやシナモンのようなスパイシーなフレーバーまで、さまざまな種類があり、さらに複数のフレーバーを組み合わせてオリジナルの香りも作れます。


そしてこの香りを楽しむために使われるのが、「水パイプ」と呼ばれる専用器具です。詳しい仕組みは後ほど説明しますが、この器具を使い、フレーバーのついたたばこ葉の煙を一度水にくぐらせることで、煙が冷却・ろ過され、紙巻きたばことは異なるまろやかな香りが楽しめます。


しかも、紙巻きたばこよりも煙たさがなく、喫煙時間は1回あたり約1時間と長時間であることが特徴です。そのため、「たばこを吸ってひと休みする」というよりは、ゆっくりと時間をかけて楽しむ嗜好品として親しまれています。


シーシャは、文化的な背景や歴史によって地域ごとに呼び名が異なります。例えば、エジプトをはじめとした北アフリカでは「シーシャ(Shisha)」、英語圏では「フーカー(Hookah)」、トルコ地域では「ナルギレ(Nargile)」です。

非合法ではないので20歳以上なら安心して楽しめる


シーシャはその独特な喫煙スタイルから、時に怪しいものとして誤解されがちですが、安心して楽しめる合法的な嗜好品です。


ただし、たばこ葉を使用しているため、たばこ事業法では紙巻きたばこと同じ「製造たばこ」に該当します。したがって、日本でシーシャが吸えるのは20歳になってからです。


また、シーシャにはニコチンが含有されており、紙巻きたばこ同様に健康リスクがあります。常習的に使うとニコチン依存症になる可能性もあるので、自身の健康に配慮しながら楽しむことが重要です。


参照元:e-GOV|たばこ事業法第二条三項

シーシャ(水たばこ)の仕組み


シーシャは、フレーバーを置く「クレイトップ」、水をためておく「ボトル」、煙を吸うための「ホース」などで構成された専用器具(水パイプ)を使います。


シーシャを吸う時は、最初にクレイトップにフレーバーを詰め、細かな穴をあけたアルミなどで覆います。その上に加熱させた炭をのせてしばらくすると、フレーバーが燃焼し、煙が発生して本体下部のボトルへと流れます。適量の水を入れたボトルに煙が通過すると、水によって煙が冷却・ろ過され、ボトルの上部にたまります。そしてこの煙をホースで吸い上げることで、まろやかな香りや風味が楽しめます。

シーシャ(水たばこ)の注意点:健康リスクがある


シーシャはゆっくりと深呼吸するように吸うため、リラックスしたい時に楽しむ方も多いです。ただし、長時間休憩なく吸い続けると一酸化炭素中毒になるおそれがあります。


また、ニコチンやタールなどの有害物質による健康リスクにも注意が必要です。シーシャは紙巻きたばこに比べて煙が吸いやすく、一度に大量の煙を吸い込むと、有害物質によるめまいや吐き気などの不調を引き起こすことがあります。特にこれらの有害物質は胎児や乳児に悪影響を与える可能性があるため、妊娠中や授乳中の方はシーシャの使用を控えましょう。

シーシャ(水たばこ)を吸える場所:シーシャバー・カフェ


日本では「シーシャバー」や「シーシャカフェ」と呼ばれる専門店で楽しむのが一般的です。多くの店舗ではさまざまなフレーバーを取りそろえており、落ち着いた雰囲気の中でシーシャを満喫できます。店舗によっては、複数のフレーバーを選んでオリジナルブレンドを作ることも可能です。ただし、これらの専門店では、20歳未満の入店が禁止されており、入店時には年齢確認が行われます。

シーシャに似ているが、ニコチンを含まないのが電子たばこ・ベイプ


シーシャは紙巻きたばこや新型たばことは違い、どこでも気軽に楽しめるものではありません。そこで注目されているのが電子たばこ(ベイプ)です。ベイプとは、香料などを含む液体を電気で加熱し、発生した蒸気を吸うもので、シーシャのような感覚で楽しめることから「携帯シーシャ」や「持ち運びシーシャ」とも呼ばれています。


またベイプは、シーシャ同様にフレーバーの種類が豊富です。しかもニコチンレスで、シーシャに比べてセッティングやメンテナンスが簡単なため、初心者の方にもおすすめです。


ベイプ(VAPE)についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


関連記事:ベイプ(VAPE)とは?加熱式たばことの違いや種類、選び方について解説

まとめ


シーシャ(水たばこ)は、水パイプを用いて加熱したたばこ葉の煙を一度水で冷却・ろ過してから吸う喫煙方法です。煙を一度水にくぐらすことで、紙巻きたばこでは味わえない、まろやかな香りや風味が楽しめます。


ただし、専用器具を使用するため扱いが若干難しいことや、たばこ葉が含まれるため健康が脅かされる可能性もあることには注意が必要です。


「シーシャを気軽に楽しみたい」「シーシャに興味はあるけれど、健康への影響が気になる」という方は、まずは電子たばこ(ベイプ)を試してみてはいかがでしょうか。中でもニコチンを含まず、さまざまなフレーバーが楽しめる「Vuse(ビューズ)」は、見た目がおしゃれで使いやすいので、初めての方にもおすすめです。


Vuseについて、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。


関連ページ:Vuse(ビューズ)



※1 Vuseに関するEメールは、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社またはその委託先より配信されます。

ご使用後は法令及びお住まいの自治体の条例等に従い廃棄してください。

本製品は、20歳以上であり、喫煙者またはベイプユーザーである方による使用を推奨しております。