電子たばことは?


電子たばこは「新型たばこ」とも呼ばれ、次世代のたばことして注目されています。新型たばこは従来の紙巻きたばこと異なり、熱源に電気を使用し、たばこ葉や加工品を加熱して吸引するのが大きな特徴です。


中でも電子たばこは、香料などが入った「リキッド」と呼ばれる専用の液体を電気で加熱し、発生した蒸気を吸引して楽しむもので「ベイプ(VAPE)」という名称でも知られています。これは電子たばこが「煙(smoke)」ではなく、「蒸気(vapor)」を吸うことが由来です。また、一部では加熱して発生した蒸気(煙)を吸引してフレーバーを楽しむところがシーシャに似ていることから「手持ちシーシャ(ポータブルシーシャ)」とも呼ばれています。


ただし、シーシャや海外のリキッドの一部にはニコチンが含まれますが、現在日本で販売が許可されている電子たばこにはニコチンが含まれていません。そのため、日本で電子たばこは「たばこ製品」ではなく、「たばこ類似製品」として扱われています。


ベイプ(VAPE)に関してさらに知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。


関連記事:ベイプ(VAPE)とは?加熱式たばことの違いや種類、選び方について解説

電子たばこの仕組み


電子たばこには、ボックス型やペン型、スティック型などいくつか形状に種類がありますが、基本的な仕組みはほぼ同じです。


簡単に使えるタイプの場合、吸い口を吸うと自動的にリキッドを熱して蒸気を発生させる「アトマイザー」という部分に電気が流れ、リキッドから蒸気が発生します。そしてそれを吸い口から吸引して使います。


電気で加熱し、発生した蒸気(煙)を吸うという点は加熱式たばこと似ていますが、加熱式たばこは、たばこ葉を使用するのに対し、電子たばこはフレーバーがついたリキッドを使います。


日本のリキッドはニコチンの使用が禁止されていることから、主な成分は、食品添加物にも用いられている植物性グリセリンやプロピレングリコール、香料などです。


このように日本の電子たばこはノンニコチンのものが一般的で、「たばこ事業法」の規制対象外です。そのため、法律上は20歳未満でも使用が可能です。しかし、業界団体が自主規制しており、電子たばこを取り扱っているほとんどの販売店や通販サイトでは、20歳未満の方には販売していません。

電子たばこと加熱式たばこの違い


電子たばこと加熱式たばこの主な違いは、使用する材料、使用方法、そしてニコチンの有無です。まず、電子たばこがリキッドを使うのに対し、加熱式たばこはたばこ葉を使用します。


加熱式たばこの加熱方法は、ブランドによって異なりますが、主にたばこ葉を加熱して発生した蒸気を吸うか、加熱した蒸気をたばこ葉に通して吸うかの2パターンです。どちらの場合も、材料にたばこ葉を使用するため、ニコチンが含まれます。


そして電子たばこは「たばこ類似製品」ですが、加熱式たばこは「たばこ事業法」で定められる「たばこ製品」に該当します。そのため、加熱式たばこを使用できるのは20歳以上からです。また、2020年に施行された「改正健康増進法」や各自治体の「受動喫煙防止条例」において、電子たばこは規制対象外ですが、加熱式たばこは禁煙場所での使用が禁止されています。

電子たばこのメリット


電子たばこには、従来の紙巻きたばこと比べて以下のようなメリットがあります。

火を使わないため火事の心配が少ない


電子たばこは熱源が電気のため火を使わず、火災の危険性が少ないです。さらに紙巻きたばこと異なり、灰が発生しないため、火の不始末による出火のリスクもありません。


加熱式たばこも電子たばこと同じく火を使いませんが、使用直後のカートリッジが熱くなるため、やけどに注意しましょう。また、電子たばこや加熱式たばこで使用するバッテリーは、取扱方法を誤ると、発熱や発火、破裂する可能性があるため、必ず取扱説明書を読んで正しく使うことが重要です。

タールによる汚れの心配がない


紙巻きたばこに含まれているタールは、壁や家具、衣類が黄ばむ原因になります。しかし、電子たばこには、タールが含まれていないため、壁や家具などが汚れるリスクがありません。


たばこ葉を使用している加熱式たばこに関しても、紙巻きたばこのようにたばこ葉を燃やさないので、燃焼に伴うタールが発生せず、タールによる汚れの心配はありません。

ニコチンが含まれていない


電子たばこはたばこ葉を使用しないため、ニコチンを含みません。そのため、紙巻きたばこや加熱式たばこよりも、身体への有害性が低い傾向にあります。なお、電子たばこの有害性については、完全に無害だという研究結果がいまだに出ておらず、必ずしも電子たばこに害がないとは言い切れません。

電子たばこを使用する時の注意点


電子たばこは使用する際には、以下の点で注意が必要です。

バッテリーが切れると使えない


電子たばこは熱源にバッテリーを使用しているため、充電が必要です。バッテリーが切れると、蒸気を発生させられず使用できなくなります。


さらに、電子たばこはリキッド補充やコイル交換といったメンテナンスが必要です。加熱式たばこの場合でも、たばこ葉の除去といった定期的なクリーニングが欠かせません。


ただし、電子たばこの中には、使用前の充電が不要なものもあります。たとえば、電子たばこの「Vuse」は充電が必要ないため、充電を忘れて困る心配がありません。


関連ページ:Vuse(ビューズ)

紙たばこ同様に喫煙所での利用が求められている


前述したように電子たばこは「改正健康増進法」や「受動喫煙防止条例」の規制対象外で、本来ならどこでも使用して構いません。


しかし、蒸気が出て香りもする電子たばこは、非喫煙者にとって規制対象である加熱式たばことの区別がつきにくいです。そのため、勘違いによるトラブルを防ぐために、多くの自治体や事業者では、電子たばこについても喫煙所での利用を呼びかけています。

まとめ


電子たばこは、たばこ葉を使わずに香りや味のついたリキッド(液体)を電気で加熱し、その蒸気を吸い込む「新型たばこ」のひとつです。火を使わないため火事の心配が少なく、タールによる汚れも皆無といったメリットがある一方、電子機器のためバッテリーの充電やメンテナンスが欠かせません。


そのため、充電やメンテナンスが面倒だという方には、充電不要ですぐに使える電子たばこ「Vuse」がおすすめです。


関連ページ:Vuse(ビューズ)




※1 Vuseに関するEメールは、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社またはその委託先より配信されます。

ご使用後は法令及びお住まいの自治体の条例等に従い廃棄してください。

本製品は、20歳以上であり、喫煙者またはベイプユーザーである方による使用を推奨しております。